イオン株式会社

イオングループの店舗でプラスチック製レジ袋の無料配布を終了

全国に総合スーパー(GMS)やスーパーマーケット(SM)を展開するイオン株式会社は,2007年から店舗でのプラスチック製レジ袋の無料配布中止に取り組んできました。それをさらに推し進めるため,2020年4月1日からGMS,SMに加えて都市型小型スーパーの「まいばすけっと」,ドラッグストアの「ウエルシア」などでも無料配布を終了します。とりわけGMS「イオン」では,直営の全売場でプラスチック製・紙製を含むすべてのレジ袋の無料配布を終了し,レジ袋が必要なお客様には,バイオマス素材を配合したレジ袋を有料で販売する他,FSC※1認証紙など環境に配慮した素材のレジ袋に切り替えていく計画です。
またグループの一員であるコンビニエンスストア「ミニストップ」でも2018年6月から一部の直営店舗で無料配布を中止しており,今後,全店での無料配布終了を目指していくといいます。

使い捨てプラスチックごみの削減を目的に,2020年7月1日よりプラスチック製買物袋の有料化が始まります。イオンの無料配布中止に取り組み始めたのは,それに先立つこと10年以上前。有料レジ袋の販売収益金※2は,各エリアの自治体・団体などに寄付し,緑化や植栽帯の管理・清掃など,地域の環境保全活動に役立てられてきました。寄付金額は,2007年から2018年度までの累計で約7億161万円に及びます。
2020年4月からグループのあらゆる店舗で例外なく無料配布を終了することで,使い捨てプラスチックの削減をさらに進めていこうとしています。

※1 FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会):国際的な森林認証制度を行う第三者機関
※2 有料レジ袋の販売収益:レジ袋の販売価格(税抜き)から仕入原価を差し引いた金額

リサイクル原料を使用した「マイバッグ」や「マイバスケット」の使用を提案


2018年6月に発表された国連環境計画(UNEP)の報告書「シングルユースプラスチック」によると、日本人1人当たりの使い捨てプラスチックごみ廃棄量は,米国に次いで世界第2位の多さだといいます。スーパーマーケットなどで配布されるレジ袋も,使い捨てプラスチックごみを増やしている原因の一つです。こうしたプラスチックごみを少しでも減らすため,イオンでは1991年からお客様に協力を得ながら「買物袋持参運動」を行ってきました。

買物袋の持参を促すにあたり,同社ではプラスチック製買物袋に代わって自社でリサイクル原料を使用した「マイバッグ」や「マイバスケット」を作成し,提案しています。リサイクルプラスチックを50%使用した「マイバッグ」やリサイクルプラスチックを80%使用した買物袋のほか,バイオマス配合のプラスチックを使用した「マイバスケット」を手頃な価格で用意。お客様に活用を呼びかけています。
資源を使い捨てにしないライフスタイルの定着を目指して,それまで当たり前のように店舗でもらっていたレジ袋を「もらわない」ことが,普段の生活と見直すきっかけになればと願い,同社は取り組みを続けています。

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