実施内容
テイクアウト用に2タイプのリユース食器を導入。リユース食器は店が回収するか,利用客が持参,返却。
導入品について
松花堂弁当のような格子状に仕切りのある弁当箱。三つに仕切られた長細型の弁当箱。2タイプのリユース食器を導入しています。1日に10~20食分ほどテイクアウト用に使用しています。
導入にあたって
きっかけ
わり箸はなるべく使わないなど,もともと環境保全に取り組んでいました。テイクアウト用に使い捨て容器を使うことで,ごみを増やすことが心苦しく,対策を考えていたところ,京都市の事業でリユース食器のことを知りました。
工夫,利用客の反応など
自店のメニューに適したリユース食器を見つけられたので,メニュー開発や盛り付けに関して特別苦労はありませんでした。リユース食器は使用後に店が回収するか,または利用客に持参・返却してもらうか,どちらかの方法をとっています。導入前はリユース食器をスムーズに回収できるか多少不安でしたが,それほど手間を感じず回収できています。また利用客に持参,返却してもらうことに対しても心配がありましたが,ほぼ問題なく返却されています。
利用客は地元の人が9割。テイクアウトのリユース食器を利用するのは常連の利用客がほとんどです。そういった点も,リユース食器が上手く機能している理由の一つです。使い捨て容器に比べて,導入したリユース食器は見た目も豪華なため,特に年配の利用客に好評です。
成果
何より利用客が喜んでくださることが利点。リユース食器を導入したことで,店のイメージも良くなっていると思います。
環境問題への考え。今後の取り組みなど
現在は夜の営業のみですが,リユース食器を活用してテイクアウト限定のランチ営業を開始することも検討しています。併せて,別の形や大きさのリユース食器の導入も考えています。
京都市が「使い捨てプラスチック容器削減,リユース食器利用促進」だけでなく,「食べ残しゼロ」「食べキリ宣言」などを推進しているのは,とても良い取り組み。京都市はこれらの事業をもっとPRして良いと思います。自店でもこれからもできる限り参加していくつもりです。