コーヒーショップヤマモト下鴨店

1969年に嵯峨嵐山にて開業した、昔ながらのコーヒー専門店。現在は下鴨と合わせて2店舗で営業しています。サンドイッチのメニューが豊富で、テイクアウトで持ち帰るお客さまも多くおられます。

バイオマスプラスチックへの切り替え

2020年7月の「レジ袋有料化」を機に、バイオマスプラスチックが25%含まれるレジ袋へ切り替えました。従来のレジ袋の在庫がなくなるタイミングと重なり、無駄なくスイッチ。バイオマスプラスチックが25%以上含まれるレジ袋は有料化の対象外となるため、現在も無料で提供。ただ、マイバックを持ってこられるお客さまが以前より増えています。

バイオマスプラスチック25%のレジ袋

バイオマス素材への切り替え

2022年4月のプラスチック新法では、テイクアウトのお客さまに提供していた使い捨てプラスチックのうち、フォーク、マドラー、ストローが規制対象の12品目に該当。大手のコーヒーチェーンがいち早く取り組んでいることなどを受けて、納入業者へ相談し、フォークとマドラーは木製のものへ切り替えました。コストは多少上がるものの、お客さまが辞退されることも多く、提供数は少ないため、負担感は大きくありません。店内で提供しているストローについては、紙ストローへの変更も考えましたが、飲んでいる途中でふやけてしまうなど、使用感に疑問もあり、採用を見送り。今後の切り替えのタイミングでバイオマスが含まれているストローの使用も検討するつもりです。

フォークはFSC認証*を受けた木材を原料としている
*森林の環境保全に配慮し、経済的にも持続可能な形で作られた林産物に与えられる認証

木製フォークはフレンチトーストのテイクアウト時に提供

これからの展望をおききしました

和牛サンドイッチやフルーツサンドなど、サンドイッチ類は店内だけでなく、テイクアウトでもよくお持ち帰りいただいています。以前は紙製の容器を使っていましたが、組み立ての手間がかかることから、だいぶ前にプラスチックに変更しました。夫婦2人で営業していますので、効率性を優先してしまうのが現実です。ただ今後、在庫がなくなるタイミングで、バイオマスや紙製で、かつ手間のかからないものがないか検討してみようと思います。

お客さまで、いつもマイタンブラーを持参してコーヒーをテイクアウトしてくださる方がおられます。どうしても衛生面には配慮が必要なので、こちらで洗ってから提供させていただいています。ストローについては、海洋プラスチックごみ問題で、ウミガメの鼻に付き刺さっている映像などを観ると心が痛みますよね。切り替えられるものがないか、考えていきたいです。


(オーナー 山本健造氏/2023年3月)

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