ガーネッシュ

実施内容

テイクアウト用のリユース食器としてステンレス製フードキャリアとカトラリーを導入。バイオマスプラスチック配合のレジ袋へ切り替え。

導入品について

カレーのテイクアウト用としてステンレス製容器で,保温機能はないものの,シンプルな構造で耐久性が高いフードキャリアを導入。内部は二段構造で,容量の大きな下段にライスやトッピング具材,上段の中子にルーを入れて使用しています。その他,スプーン,フォーク,ナイフもリユース可能な金属製を導入。レジ袋にはバイオマスプラスチックが25%以上配合されたものを使用しています。

導入にあたって

きっかけ
京都市主催のイベントへの出店で,支給されたリユース食器を使ってカレーを提供した経験がありました。京都市の事業でリユース食器の取組を知り,店舗でもリユース食器を使えばごみを減らせるのではと考え,フードキャリアなどを導入しました。

工夫,利用客の反応など
フードキャリアを利用するアイデアは,インド出身の利用客から教えてもらいました。インドでは弁当箱としてフードキャリアを使うのが一般的で,教えてくれた利用客にアドバイスをもらいながら,現地で使われている容器に近いものをセレクト。利用にあたってはストレスはなく導入はスムーズに進みました。フードキャリアでの提供は常連の利用客が多く,顔見知りということもあってデポジットの設定はありません。ランチとディナー営業の間のアイドルタイムを利用して,自ら回収に行って運用しています。インド出身の利用客には,故郷と同じスタイルだと喜んでいただき利用客からも好評です。

成果

リユース食器の扱いがあることで,環境問題に関心を持つお店として利用客に認識いだだけ,イメージアップにもなりました。ごみを処理する費用が浮いて経費削減にもつながりました。

環境問題への考え。今後の取り組みなど

京都市民としてごみの分別や削減の意識を持っています。店舗だからといってごみ問題は例外ではなく,この取り組みを通じてスタッフにも同じ意識を持ってもらえたと思います。2022年4月から施行される「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」も見据えて,スプーンなどのカトラリー類の提供についても削減していきたいです。また,プラスチック製の使い捨て容器での提供も行っているため,今後はバイオマスプラスチック配合容器への切り替えも検討中です。ごみの処理に費用が掛かるので,経営者目線としても,ごみ削減の意識が当たり前になって欲しいと思っています。

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