使い捨てプラ容器削減に関する取組の紹介①
(小川珈琲 本店)

店内で過ごすときもマイボトルを使用可能

昭和27年に京都市で創業した「小川珈琲」。京都市内には直営店が7店舗あり、店内でゆっくりとコーヒーを楽しむ方、街歩きのお供にとテイクアウトをする方がいらっしゃいます。

平成24年頃からは、プラスチック容器削減を目的に、全ての店舗で店内での利用・持ち帰りともにマイボトルの使用を可能に。西京極に店を構える本店では、マイボトルを使って店内でコーヒータイムを過ごす方も。

「小さなお子さんがいるとマイボトルが便利という声もあります。ふたができるのでお子さんが誤って倒してもこぼれません。また、お子さんが帰りたがったら飲み物が残っていてもそのまま持ち帰ることもできます」(広報担当者)

背景には「コーヒーの2050年問題」も

こうした環境問題に特に積極的に取り組んでいるのが、令和4年にオープンした堺町錦店です。

その立地から、観光をしながら飲むためにマイボトルを持参してテイクアウトをする方が多くいらっしゃいます。プラスチック削減に大切なことは来店者一人一人の意識と行動。マイボトルを持ち歩くきっかけになればとの思いで、持ち帰り用の容器代をお客様に負担していただいています。

このように各店でプラスチック削減を推進する背景にあるのは、「コーヒーの2050年問題」。これは、このまま地球温暖化が進むと、2050年には世界のコーヒー豆の生産量の半分以上を占めるアラビカ種の栽培に適した土地が減少するというもの。プラスチックはその製造や焼却の過程で、温暖化の原因となる二酸化炭素を排出します。

プラスチックの使用を控えることは、コーヒー豆の生産量にも関わってくるのです。「一人一人の行動がコーヒーの未来にも影響を及ぼします。次の世代のためにも、ご自分ができることを考えていただければ」(広報担当者)

小川珈琲 本店
住所:京都市右京区西京極北庄境町75
TEL:075-313-7334
https://www.oc-ogawa.co.jp/

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