2013年(平成25年)に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたとき,「自然を尊ぶ日本人の気質」に基づく食文化であることが登録理由とされました。そうした食文化の伝統が,京都には根づいています。おばんざいや懐石料理などは,自然の恵みの食材を生かし,季節感を大切にしながら作られてきました。
ところが今,家庭や事業所から出る生ごみの約4割が,手つかず食品や食べ残しなどの食品ロスです(重量比・平成25年度)。今一度,「いただきます」「ごちそうさま」「もったいない」といった,自然の恵みや食に関わる人への感謝のこころを大切にする時が来ているのではないでしょうか。
京都市では,食材の「使いキリ」,食べ残しをしない「食べキリ」を意識したメニューの提供などに取り組んでいただく「食べ残しゼロ推進店舗認定制度」を実施し,取組の輪を広げています。お店選びの基準に,自然や環境へのやさしさも加えてみてください。
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