GOOD NATURE STATION(株式会社ビオスタイル)

商業施設GOOD NATURE STATIONの館内の脱プラスチックに取り組む

複合商業施設GOOD NATURE STATIONは、2018年5月に京阪ホールディングスが発表した「京阪グループ長期戦略構想」において、ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した事業活動を強化することでSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献し、社会と調和した持続的成長を目指すことを掲げています。
近年、ビニール袋やペットボトルなどのプラスチックごみの埋め立てや海洋投棄による環境汚染が深刻化。とりわけマイクロプラスチックの海洋汚染は世界的課題となっており、各国・企業が廃プラスチック・脱プラスチックに取り組んでいます。

そうした中でGOOD NATURE STATIONでは、館内からできる限りプラスチック廃棄物を出さない取り組みを実施。店舗で使われる食器類や商品容器に環境に配慮した素材の使用を進めています。

<各フロアの取り組み>

●1階 GOOD NATURE MARKET

可能な限り紙素材、環境に配慮した素材を使用。例えば、スープやドリンクを入れるカップには、「バタフライカップ」と呼ばれるアイルランドで開発されたプラスチックの蓋が不要な紙カップを使用しています。ストローはさとうきび由来、お箸には「葦(よし)」という植物材料を、またナイフやフォークの材料にも微生物の力で水と二酸化炭素に分解される生分解性プラスチックを使用しています。
加えて、ビニール袋に替えて紙袋を用意し、袋を必要とされるお客さまには11円で販売。マイバッグの持参を促すよう工夫しています。

●3階 GOOD NATURE STUDIO

オリジナル化粧品「NEMOHAMO」の容器に「バイオマスPE」という植物を原料としたプラスチックを採用しています。

●4~9階 GOOD NATURE HOTEL

歯ブラシ、ヘアブラシ、髭剃りを客室に置かず、ご自宅からご持参いただくスタイルを提案しています。

活動を通じてSDGsの達成、循環型社会の実現を目指す

GOOD NATURE MARKETで使用するテイクアウトの食器類を、脱プラスチック素材でスタートした当初は、飲みやすさや味の感じ方、見た目、価格などをお客さまにご理解・ご満足を得るのに苦労したといいます。しかし従業員一人ひとりが取り組みの意義を理解し、お客さまへのていねいな説明を重ねた結果、次第に施設のコンセプトに理解と共感を示すお客さまが増えていきました。概算では一日30杯のテイクアウトドリンクを提供した場合、365日で約10,950杯分のプラスチック容器およびプラスチックストローの使用削減を可能にしています。

脱プラスチックの取り組みによって商品価格の変更やブランディングの修正に苦心しつつも、GOOD NATURE STATIONはできることから取り組みながら共感するお客さまや企業との太いつながりを構築し、理想に近づいていこうと尽力しています。
「人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に、楽しく、無理なく、取り入れていく」。そうした活動の蓄積を通じて、2030年を目標とするSDGsの達成、ひいては循環型社会の実現への貢献を目指しています。

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